おしゃれと涼しさを両立!夏のUV対策グッズ、ファッション的に選ぶには?完全ガイド
おしゃれと涼しさを両立!夏のUV対策グッズ、ファッション的に選ぶには?完全ガイド
夏の強い日差しは避けたいけれど、UV対策グッズでファッションが台無しになるのは嫌ですよね。この記事を読めば、機能性とデザイン性を両立させ、いつもの服装をおしゃれに見せるUV対策グッズの選び方がわかります。結論、UV対策は「機能性・素材・カラー」の3つの基本を押さえれば、ファッションアイテムとして楽しめます。帽子や日傘、羽織りものまでアイテム別に、明日から真似できる選び方のコツとコーディネートを完全ガイドします。
1. 夏のUV対策をおしゃれにするための3つの基本
夏の強い日差しから肌を守るUV対策は、今や健康と美容のために欠かせません。しかし、「機能性ばかり重視すると、なんだか野暮ったくなってしまう…」と感じる方も多いのではないでしょうか。実は、少しの知識とコツさえ押さえれば、UV対策とファッション性を高いレベルで両立させることが可能です。ここでは、おしゃれなUV対策グッズを選ぶための「性能」「素材」「色」という3つの基本を徹底解説します。まずはこの基本をマスターして、自分らしい夏のおしゃれを楽しみましょう。
1.1 UVカット性能の基礎知識 UPF値と紫外線遮蔽率
UV対策グッズを選ぶ上で最も重要なのが、紫外線をどれだけ防げるかを示す「UVカット性能」です。パッケージやタグによく記載されている「UPF値」と「紫外線遮蔽率(UVカット率)」の意味を正しく理解することが、賢いアイテム選びの第一歩です。
UPF(Ultraviolet Protection Factor)とは、衣類などの布地が紫外線をどれだけ防ぐかを示す世界的な基準値です。素肌の状態で紫外線を浴びてから日焼けが始まるまでの時間を、どれくらい長く伸ばせるかを表しています。例えば、UPF50の衣類を着用した場合、素肌の50倍の時間、紫外線の影響を防ぐことができるとされています。UPF値は3段階で評価され、数値が高いほど効果も高くなります。
UPF値 | 評価(Protection Category) | 紫外線遮蔽率 | おすすめのシーン |
---|---|---|---|
40~50, 50+ | Excellent(優秀) | 97.5%以上 | 炎天下でのレジャー、長時間の屋外作業、リゾート地 |
25~39 | Very Good(良い) | 96.0%~97.4% | 屋外での軽いスポーツ、ガーデニング、買い物 |
15~24 | Good(良) | 93.3%~95.9% | 通勤・通学、短時間の外出など日常生活 |
一方、紫外線遮蔽率(UVカット率)は、文字通り紫外線を何パーセントカットできるかを示した数値です。90%以上であればUVカット効果があるとされています。UPF値と合わせて確認すると良いでしょう。日常生活であればUPF15以上、屋外で過ごす時間が長い日はUPF40以上を目安に選ぶと、シーンに応じた効果的な紫外線対策ができます。より詳しい紫外線の情報については、気象庁の「紫外線の知識」も参考にしてください。
1.2 涼しさを保つ素材選び 通気性と接触冷感
UVカット効果が高くても、汗で蒸れたり暑すぎたりしては快適に過ごせません。特に夏場は、紫外線対策と同時に「涼しさ」をキープできる素材選びが、おしゃれを楽しむための鍵となります。
まず注目したいのが「通気性」と「吸湿速乾性」です。汗をかいても素早く吸収し、すぐに乾く素材は、気化熱によって体温の上昇を抑え、肌をサラサラに保ってくれます。
- リネン(麻):天然素材の中でも特に通気性と速乾性に優れています。独特のシャリ感があり、肌にまとわりつきにくいため、見た目にも着心地にも清涼感を与えてくれます。
- 高機能ポリエステル:スポーツウェアにも使われる素材で、吸湿速乾性が非常に高いのが特徴です。メッシュ状に織られたものや、特殊な加工が施されたものは、汗をかいても快適な状態をキープします。
- コットン(綿):肌触りの良さが魅力ですが、乾きにくいという弱点も。シアサッカーやボイルといった、生地に凹凸があったり薄手に織られたりしたものであれば、通気性が良くおすすめです。
さらに、近年人気の「接触冷感」機能もチェックしましょう。これは、肌が生地に触れた瞬間にひんやりと感じる機能のこと。熱伝導率の高い素材を使用することで、肌の熱が生地へ素早く移動するために起こる現象です。通気性の良い素材と接触冷感機能が組み合わさったアイテムを選べば、夏の不快感を大きく軽減し、一日中快適におしゃれを楽しめます。
1.3 ファッションに馴染むカラー選びのコツ
UV対策グッズをファッションアイテムとして取り入れるなら、色の選び方が非常に重要です。色には「紫外線をカットする効果」と「熱を吸収する効果」の2つの側面があり、両者のバランスを考えて選ぶのがおしゃれ上級者のテクニックです。
一般的に、紫外線カット効果が高いのは黒や紺などの濃い色です。これは、色が紫外線を吸収・散乱させて肌に届くのを防ぐためです。逆に、白やパステルカラーなどの淡い色は紫外線を透過しやすくなります。しかし、これはあくまで「UVカット加工がされていない場合」の話。最近では、淡い色でも高いUVカット性能を持つ特殊な繊維や加工が施された製品が豊富なので、色の選択肢は大きく広がっています。
一方で、涼しさに関係するのが「熱吸収率」です。黒などの濃い色は光(熱)を吸収しやすいため、生地自体の温度が上がり、暑く感じやすくなります。対照的に、白や淡い色は光を反射するため、熱がこもりにくく涼しく感じられます。
色の種類 | UVカット効果(未加工の場合) | 涼しさ(熱の吸収しにくさ) | ファッションでの活用例 |
---|---|---|---|
黒・紺などの濃い色 | 高い | 低い(暑くなりやすい) | 日傘、帽子、アームカバーなど、肌から離して使うアイテム。コーデの引き締め役にも。 |
白・ベージュなどの淡い色 | 低い | 高い(涼しく感じやすい) | UVカット加工済みのトップスやカーディガン。レフ板効果で顔色を明るく見せる効果も。 |
この特性を活かし、例えばアウターにはUVカット効果の高い濃い色を選び、インナーには熱を反射する淡い色を合わせるといった使い分けがおすすめです。全身をダークトーンで固めるのではなく、どこかに明るい色を差すことで、見た目にも涼しげで洗練されたUV対策コーデが完成します。
2. 【アイテム別】おしゃれな夏のUV対策グッズ ファッション的な選び方
UV対策は、もはや夏の必須マナー。でも「いかにも対策しています」という見た目にはなりたくないですよね。ここでは、機能性はもちろん、ファッションアイテムとして活躍するUV対策グッズの選び方をアイテム別に徹底解説します。いつものコーディネートを格上げしながら、賢く紫外線をブロックしましょう。
2.1 UVカット帽子 顔周りを守るマストアイテム
顔や頭皮、髪を紫外線から守るために欠かせない帽子。デザインや形で印象が大きく変わるため、ファッションの要となるアイテムです。自分に似合う一つを見つけて、夏のコーデを楽しみましょう。
2.1.1 デザインで選ぶ 人気のバケットハットやキャップ
帽子のデザインは、コーディネート全体の雰囲気を決定づけます。なりたいスタイルに合わせて選びましょう。
- バケットハット:トレンド感No.1のバケットハットは、かぶるだけで今っぽい雰囲気に。カジュアルからストリート、きれいめコーデの外しアイテムとしても万能です。深めにかぶれるデザインが多く、顔周りをしっかりカバーしてくれます。
- キャップ:スポーティーでアクティブな印象を与えるキャップは、カジュアルコーデの定番。ロゴやカラーで個性を出しやすく、ワンピースなどフェミニンなアイテムと合わせる「甘辛ミックス」スタイルも人気です。
- キャスケット:丸みのあるフォルムが可愛らしく、上品な印象を与えるキャスケット。きれいめカジュアルやフレンチシックな装いにぴったり。顔周りをすっきりと見せてくれます。
- 女優帽(エレガントハット):広いつばが優雅な印象を与える女優帽は、リゾートシーンや特別なお出かけに最適。ワンピースやロングスカートと合わせれば、一気にエレガントな雰囲気を演出できます。
2.1.2 形で選ぶ つばの広さと小顔効果
UVカット効果と見た目のバランスは「つばの広さ」が鍵。また、顔の形に合わせて選ぶことで、嬉しい小顔効果も期待できます。
一般的に、紫外線対策として推奨されるつばの広さは7cm以上と言われています。顔全体を影で覆うことで、高いUVカット効果を発揮します。さらに、顔の形との相性を考えれば、もっとスタイルアップが可能です。
顔の形 | 似合う帽子の特徴 | おすすめの形 |
---|---|---|
丸顔 | トップに高さがあり、縦のラインを強調できるもの。角のあるデザインも◎。 | 中折れハット、キャップ、キャスケット |
面長 | トップが平らで、深めにかぶれるもの。横に広がりがあるデザインがバランスを取りやすい。 | バケットハット、キャスケット、つば広ハット |
四角顔・ベース顔 | 丸みのあるシルエットで、顔の角張った印象を和らげるもの。つばが広めのものがおすすめ。 | キャスケット、ボーラーハット、つば広の女優帽 |
逆三角顔 | 丸みがあり、クラウン(頭頂部)が大きすぎないもの。狭めのつばが似合いやすい。 | ベレー帽、丸みのあるキャップ、コンパクトなバケットハット |
2.1.3 素材で選ぶ ラフィアやリネンで季節感を演出
夏の帽子は素材選びも重要です。見た目の涼やかさだけでなく、機能性にも注目しましょう。
- ラフィア・ストロー:椰子の葉などを編んで作られた天然素材。軽くて通気性が良く、見た目にも涼しげで夏らしさ満点。リゾート感のあるファッションにぴったりです。
- リネン(麻):上品な光沢とナチュラルな風合いが魅力。通気性・吸湿性に優れ、サラッとしたかぶり心地が続きます。きれいめからカジュアルまで幅広く合わせやすい素材です。
- コットン:肌触りが良く、吸水性に優れた定番素材。季節を問わず使え、自宅で手洗いできるものが多いのも嬉しいポイントです。
2.2 UVカット日傘 デザインと機能性で選ぶ
さすだけで物理的に紫外線をカットできる日傘は、夏の頼れる相棒。最近は機能性だけでなく、デザイン性の高いものが豊富に揃っています。
2.2.1 完全遮光は当たり前 内側の色で効果が変わる
日傘選びで最も重要なのがUVカット性能。「遮光率100%」「UVカット率99.9%以上」といった表示はマストで確認しましょう。さらに注目したいのが、傘の内側の色です。
地面からの照り返しによる紫外線を防ぐには、傘の内側が黒やネイビーなどの暗い色が効果的です。暗い色は光を吸収するため、アスファルトなどから反射した紫外線が顔に当たるのを防いでくれます。一方で、内側が白や明るい色の傘は、レフ板効果で顔色を明るく見せてくれるというメリットもあります。何を優先するかで選びましょう。
2.2.2 ファッションに合う日傘の色と柄の選び方
日傘は面積が大きいため、コーディネートの印象を左右します。ファッションの一部として色や柄を選びましょう。
- ベーシックカラー(黒・ネイビー・ベージュ):どんな服装にも合わせやすく、一本持っていると重宝します。特に黒やネイビーは遮光性が高く見え、フォーマルな場でも使いやすいです。
- ニュアンスカラー(グレージュ・くすみピンク・ライトブルー):上品で柔らかな印象を与え、コーディネートに抜け感をプラス。フェミニンなスタイルや淡い色の服装と好相性です。
- 柄物(ストライプ・花柄・ドット):シンプルな服装の日のアクセントに。柄の一部と洋服や小物の色をリンクさせると、統一感のあるおしゃれなコーディネートが完成します。
2.2.3 人気ブランド Wpc.やサンバリア100の比較
日傘選びで人気の高い代表的なブランドを比較しました。それぞれの特徴を知り、自分に合った一本を見つけましょう。
ブランド | 特徴 | 価格帯の目安 | 公式サイト |
---|---|---|---|
Wpc.(ダブリュピーシー) | デザイン性が高く、トレンドを取り入れたおしゃれな柄やカラーが豊富。晴雨兼用傘が多く、価格も手頃で初めての一本にもおすすめ。 | 2,500円~5,000円 | Wpc.公式サイト |
サンバリア100 | 独自開発の4層構造生地で紫外線・赤外線・可視光線を100%カットする「完全遮光」を謳う。機能性を徹底的に追求しており、本気で日焼けしたくない人から絶大な支持を得ている。 | 12,000円~15,000円 | サンバリア100公式サイト |
芦屋ロサブラン | こちらも「完全遮光」にこだわったブランド。上品でエレガントなデザインが多く、機能性とおしゃれを両立させたい大人の女性に人気。 | 11,000円~15,000円 | 芦屋ロサブラン公式サイト |
2.3 UVカットサングラス 失敗しない選び方
目から入る紫外線は、肌の日焼けやシミの原因になるだけでなく、眼病のリスクも高めます。ファッションアイテムとして楽しみながら、大切な目を守りましょう。
2.3.1 レンズの色とUVカット性能の関係
サングラス選びで多くの人が誤解しがちなのが、「レンズの色が濃いほどUVカット効果が高い」という思い込みです。実は、レンズの色の濃さとUVカット性能は全く関係ありません。
重要なのは「紫外線透過率」の表示です。「紫外線透過率1.0%以下」や「UV400」といった表示があるものを選びましょう。これは、400nm(ナノメートル)までの波長の紫外線をカットすることを示し、地上の紫外線をほぼ100%防ぐことができます。色が薄いレンズでも、この表示があれば性能は万全です。
2.3.2 顔の形に合うフレームを見つける方法
サングラスは、自分の顔の形と反対のタイプのフレームを選ぶとバランスが取りやすくなります。
顔の形 | 相性の良いフレーム | 解説 |
---|---|---|
丸顔 | スクエア、ウェリントン | シャープな直線的なラインが、フェイスラインを引き締めて見せます。 |
面長 | ウェリントン、ボストン | 縦幅のあるフレームが、顔の長さをカバーしてバランスを整えます。 |
四角顔・ベース顔 | ボストン、オーバル、ラウンド | 丸みのある曲線的なフレームが、顔の印象を柔らかく見せます。 |
逆三角顔 | オーバル、ボストン | 丸みのあるフレームや、下部にボリュームのあるデザインがシャープなあごのラインと調和します。 |
2.3.3 JINSやZoffで探す高機能でおしゃれな一本
「サングラスは高価」というイメージはもう古いかもしれません。メガネブランドのJINSやZoffでは、高機能でおしゃれなサングラスが手頃な価格で見つかります。
- JINS:すべてのサングラス・ファッションサングラスで紫外線99.9%以上カットは当たり前。トレンドのデザインが豊富で、度付きレンズへの変更も可能です。軽くてかけ心地の良い「Airframe」シリーズも人気です。詳しくはJINS公式サイトをご確認ください。
- Zoff:こちらも紫外線99.9%以上カット。レンズの裏面の反射を防止するコートが標準装備されているなど、機能性に優れています。クリアレンズなのに紫外線を100%カットする「Zoff UV クリアサングラス」は、伊達メガネ感覚で使えてシーンを選ばないと評判です。
2.4 UVカット羽織りもの カーディガンとパーカー
日差しが強い屋外から冷房の効いた室内への移動など、体温調節にも役立つ羽織りもの。UVカット機能付きなら、一枚で二役をこなす夏の必需品です。
2.4.1 オフィスで活躍するきれいめUVカットカーディガン
オフィススタイルには、上品なUVカットカーディガンが最適です。ジャケットよりも気軽に羽織れ、冷房対策としても大活躍。レーヨンやコットンなどの滑らかな素材で、Vネックやクルーネックのシンプルなデザインを選べば、どんなインナーとも合わせやすく着回し力抜群です。
2.4.2 カジュアルコーデに合うUVカットパーカー
公園へのお散歩や週末のアウトドアなど、カジュアルなシーンではUVカットパーカーが頼りになります。フードをかぶれば、忘れがちな首の後ろまでしっかりガード。さっと羽織れるジップアップタイプが便利です。メッシュ素材や「エアリズム」のような接触冷感機能のあるものを選ぶと、汗をかいても快適に過ごせます。
2.4.3 ユニクロや無印良品で見つかる優秀アイテム
高機能でベーシックなUVカットウェアを探すなら、ユニクロと無印良品は外せません。
- ユニクロ:「UVカットクルーネックカーディガン」や「エアリズムUVカットメッシュパーカ」は毎年の定番人気商品。UPF50+の高い紫外線カット性能と、豊富なカラーバリエーション、着心地の良さが魅力です。オフィス向けからカジュアルまで、幅広いラインナップが揃います。
- 無印良品:「UVカット強撚ショートカーディガン」など、オーガニックコットンを使用した肌に優しいアイテムが豊富。シンプルで飽きのこないデザインと、ナチュラルな色合いが特徴で、長く愛用できる一着が見つかります。
2.5 UVカットアームカバー 見せるおしゃれアイテムへ
かつては実用一辺倒のイメージだったアームカバーも、今やファッションアイテムとして進化しています。半袖の日にプラスするだけで、手軽に腕の日焼け対策ができます。
2.5.1 コーデに馴染むカラーとデザイン
アームカバーをおしゃれに見せるコツは、洋服の一部のようにコーディネートに馴染ませることです。トップスの色と合わせたり、逆に差し色として使ったりするのもおすすめです。最近では、くしゅくしゅとたるませて使うシアートップスのようなデザインや、リブ素材、レース素材など、見せたくなるようなおしゃれなものが増えています。
2.5.2 接触冷感やメッシュ素材で快適に
長袖を着るより涼しく快適に過ごせるのが、高機能アームカバーのメリットです。触れるとひんやりする「接触冷感」素材や、通気性の良い「メッシュ」素材、汗を素早く乾かす「吸汗速乾」機能などをチェックしましょう。手の甲までしっかりカバーできる親指ホール付きのタイプは、自転車や車の運転時にも便利です。
2.6 着るだけでUV対策 トップスとボトムスの選び方
日焼け止めを塗る手間を省きたいなら、「着るUVカット」が最も手軽で確実な方法です。普段の洋服をUVカット機能のあるものに置き換えてみましょう。
2.6.1 普段着に取り入れやすいUVカットTシャツ
夏の定番アイテムであるTシャツも、UVカット機能付きを選べば安心感が格段にアップします。見た目は普通のTシャツと変わらないため、どんなコーディネートにも違和感なく取り入れられるのが最大のメリット。きれいめな表面感のものを選べば、カジュアルになりすぎず、オフィススタイルにも応用できます。
2.6.2 足元の日焼けを防ぐ高機能ボトムス
顔や腕の対策はしていても、意外と見落としがちなのが足元の日焼け。特にサンダルを履く機会が増える夏は、足の甲がうっかり焼けてしまいがちです。UVカット機能を備えたワイドパンツやロングスカート、レギンスなどを活用しましょう。地面からの照り返しによる紫外線も防げるため、足全体の保護に繋がります。ストレッチ性や速乾性に優れた素材を選べば、アクティブな日も快適に過ごせます。
3. 【シーン別】夏のUV対策グッズを使ったファッションコーディネート例
UV対策グッズは、ただ機能性だけで選ぶのではなく、利用シーンに合わせてファッションとして楽しむのが現代の常識です。ここでは「通勤・オフィス」「休日のお出かけ」「アウトドア・レジャー」の3つのシーン別に、具体的なコーディネート例をご紹介します。お手持ちのアイテムと組み合わせながら、ワンランク上のおしゃれな紫外線対策を実践してみましょう。
3.1 通勤・オフィスシーンのきれいめUV対策コーデ
オフィスでのファッションは、清潔感とTPOをわきまえた「きちんと感」が何よりも大切です。紫外線が気になる通勤時や、窓からの日差しが強いオフィス内でも、上品な印象をキープしながら賢くUV対策を取り入れるのがポイント。冷房対策にもなる羽織りものは、まさに一石二鳥の優秀アイテムです。
コーディネートの基本は、ネイビー、ベージュ、ホワイト、ライトグレーといったベーシックカラーでまとめ、素材感で涼しさを演出すること。リネンやレーヨン、きれいめのハイゲージニットなどは、見た目にも涼やかでオフィススタイルにぴったりです。
キーアイテム | 選び方のポイント | コーディネート例 |
---|---|---|
UVカットカーディガン | ジャケット代わりに羽織れる、きれいめなデザインを選びましょう。ボタンを留めればきちんと感がアップします。七分袖や長袖がおすすめです。 | ノースリーブのブラウスにUVカットカーディガンを羽織り、ボトムスはテーパードパンツやきれいめのロングスカートを合わせると、バランスの良いオフィスコーデが完成します。 |
UVカット機能付きブラウス | 一枚でUV対策が完結する手軽さが魅力。とろみ素材やボウタイ付きのデザインなら、よりエレガントな印象になります。 | デザイン性の高いブラウスを主役に、シンプルな無地のスカートやパンツを合わせるだけで、華やかさと機能性を両立したスタイルが作れます。 |
上品な日傘 | 通勤バッグに収まるコンパクトな折りたたみ傘が便利。無地やシンプルな縁取り、控えめな柄など、どんなスーツやオフィスカジュアルにも合うデザインが重宝します。 | ネイビーやベージュのスーツスタイルに、白やライトグレーの日傘を差すことで、顔周りが明るく見え、爽やかなアクセントになります。 |
3.2 休日のお出かけにぴったりなカジュアルUV対策コーデ
友人とのランチやショッピング、デートなど、リラックスして楽しみたい休日。そんな日は、トレンド感や遊び心を取り入れたUV対策ファッションに挑戦してみましょう。機能性はもちろん、デザイン性の高いアイテムを主役にすることで、紫外線対策そのものがおしゃれのアクセントになります。
UVカットパーカーやTシャツは、デニムやマキシスカートとの相性も抜群。キャップやバケットハット、デザイン性の高いサングラスをプラスすれば、こなれ感のあるカジュアルスタイルの完成です。あえて「見せる」アームカバーをコーディネートの一部として取り入れるのも上級者テクニックです。
キーアイテム | 選び方のポイント | コーディネート例 |
---|---|---|
UVカットパーカー | ショート丈やオーバーサイズなど、シルエットにこだわるとトレンド感が出ます。ジップを閉めてトップス風に着こなすのもおすすめです。 | キャミソールワンピースの上にさらりと羽織ったり、ロゴTシャツとデニムに合わせてスポーティーに着こなしたりと、着回し力は抜群です。 |
バケットハット・キャップ | 深めにかぶれるデザインは小顔効果も期待できます。リネンやコットン素材は涼しげで、季節感を演出するのにぴったりです。 | シンプルなTシャツとワイドパンツのコーデにバケットハットをプラスするだけで、一気におしゃれ度がアップ。髪をまとめ、キャップをかぶればアクティブな印象に。 |
見せるアームカバー | 洋服の色とリンクさせたり、あえて差し色として使ったりするのがポイント。くしゅくしゅとたるませてニュアンスを出すとおしゃれです。 | 半袖Tシャツやフレンチスリーブのトップスに、シアー素材やリブ素材のアームカバーを合わせると、トレンド感のあるレイヤードスタイルが楽しめます。 |
3.3 アウトドア・レジャーでも万全な本格UV対策コーデ
キャンプやハイキング、音楽フェス、ビーチリゾートなど、長時間屋外で過ごす日は、何よりもまず肌を守ることが最優先。UPF50+などの最高レベルのUVカット機能を備えたアイテムで、徹底的に紫外線をブロックしましょう。機能性を重視すると、どうしてもスポーティーな印象になりがちですが、カラーコーディネートを工夫することで、自分らしいおしゃれを楽しむことができます。
基本は「肌の露出を最小限に抑える」こと。吸汗速乾や接触冷感機能を備えた長袖・ロングパンツを基本に、帽子、サングラス、フェイスカバー、アームカバーなどを組み合わせて、隙のない紫外線対策を心がけましょう。出発前には、気象庁の紫外線情報でその日のUVインデックスを確認する習慣をつけるのも大切です。
キーアイテム | 選び方のポイント | コーディネート例 |
---|---|---|
高機能UVカットパーカー(ラッシュガードなど) | UPF50+、吸汗速乾、撥水機能は必須。フード付き、指穴(サムホール)付き、ハイネック仕様だと、首元や手の甲までしっかりガードできます。 | 水辺のレジャーでは、水着の上にラッシュガードを羽織り、ショートパンツやボードショーツを合わせるのが定番。山では、速乾性Tシャツの上に羽織り、トレッキングパンツを合わせます。 |
アウトドアハット | 紫外線から360度守ってくれる、つばが広いサファリハットタイプが最適。風で飛ばされないよう、あご紐付きを選びましょう。 | アースカラー(ベージュ、カーキ、ブラウン)でまとめると自然に馴染みます。ウェアやバックパックと色を合わせると統一感が出ます。 |
UVカットレギンス・トレンカ | ショートパンツやスカートの下に履くことで、足の日焼けを完璧に防ぎます。虫刺され対策にもなり、アウトドアシーンでは必須のアイテムです。 | 機能性ショートパンツにカラフルな柄のレギンスを合わせれば、フェスなどでも映えるおしゃれなアウトドアスタイルの完成です。 |
4. まとめ
夏のUV対策は、機能性だけでなくファッションの一部として楽しむことが大切です。UPF値などの性能を基本に、リネンなどの涼しい素材や手持ちの服に馴染む色を選ぶことで、紫外線から肌を守りながらおしゃれと快適さを両立できます。帽子や日傘、ユニクロなどの高機能な羽織りものまで、アイテムごとの選び方を参考に、通勤や休日といったシーンに合わせて自分らしいコーディネートを完成させましょう。