パーカーのひもが抜けた!を解決する簡単復旧法|予防策とおしゃれな結び方もプロが解説
パーカーのひもが抜けた!を解決する簡単復旧法|予防策とおしゃれな結び方もプロが解説
パーカーのひもが抜けてしまい、途方に暮れていませんか?実は、ストローや安全ピンなど家にある身近な道具を使えば、誰でも簡単に元通りにできます。この記事では、道具別の簡単な通し方はもちろん、道具がない時の裏ワザ、ひもが抜ける原因と二度と繰り返さないための予防策、ひもをなくした時の代用品やおしゃれな結び方まで、プロが徹底解説。もうひも抜けで悩むことはありません。
1. パーカーのひもが抜けた時の絶望感 よくあるシチュエーション
お気に入りのパーカーを着ようとした瞬間、あるいは洗濯機から取り出した時、フードのひもが片方だけだらんと垂れていたり、完全に姿を消していたり…。誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。たかが「ひも」、されど「ひも」。この小さなトラブルがもたらす絶望感と焦りは、意外と大きいものです。
この記事では、まず多くの人が「あるある!」と頷いてしまう、パーカーのひもが抜けた時によくあるシチュエーションを振り返ります。この地味ながらも確実なストレスの原因を共有することで、「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」と安心していただき、続く解決策へとスムーズに進んでいきましょう。
1.1 洗濯機から出した瞬間の悲劇
パーカーのひもが抜ける最も多い原因の一つが「洗濯」です。洗濯槽の中で他の衣類と絡まり、遠心力に引っ張られて、いとも簡単にひもは抜けてしまいます。洗い終わった洗濯物を取り出す中で、パーカーの片側から虚しく垂れ下がるひもを発見した時の脱力感は格別です。
ひどい時には、ひもが完全に抜けてしまい、洗濯槽の底や他の洗濯物に紛れて行方不明になることも。やっと見つけ出しても、また通し直す手間を考えると、思わずため息が出てしまいます。
1.2 急いでいる朝の「なぜ今!?」
時間に追われる朝の身支度中も、この悲劇は起こりがちです。さっとパーカーを羽織ろうとしたら、ひものバランスがおかしい。よく見ると、片方がフードの中に完全に入り込んでしまっている…。「なぜ、よりによってこのタイミングで!」と天を仰ぎたくなりますよね。
直している時間はないけれど、ひもが抜けたままのパーカーで出かけるのは何となく格好がつかない。そんな葛藤を抱えながら、結局その日は別の服を選ぶことになった、という経験がある方も少なくないでしょう。
1.3 子ども服で頻発する「いつの間に…」
特に小さなお子さんがいるご家庭では、パーカーのひも抜けは日常茶飯事かもしれません。子どもたちは公園で元気に遊びまわったり、友達とじゃれ合ったりする中で、知らず知らずのうちにひもを引っ張って抜いてしまいます。
洗濯のたびに「また抜けてる…」と気づき、その都度直す作業は、忙しい保護者にとって地味な負担です。安全性の観点から、子ども服のひもに関する注意喚起もあり、抜けたことを機にひもを外してしまうという選択をする方もいます。
1.4 パーカーのひもが抜けた時の「あるある」をまとめてみた
これまでご紹介したシチュエーションを含め、パーカーのひもが抜けた時に多くの人が経験する「あるある」を一覧表にまとめてみました。あなたの絶望は、決して一人だけのものではありません。
シチュエーション | その時の気持ち(絶望度) | よくある心の声 |
---|---|---|
洗濯後、他の衣類と絡まって抜けていた | ★★★☆☆ | またか…。探すのも通すのも面倒くさい。 |
出かける直前に抜けていることに気づいた | ★★★★★ | 嘘でしょ!?今!?もう着替える時間ないのに! |
片方だけフードの中に完全に入り込んだ | ★★★★☆ | あとちょっとだったのに…。全部引き抜いてやり直すしかないのか…。 |
子どものパーカーがいつの間にかひも無しに | ★★☆☆☆ | 元気な証拠だけど、毎週通してる気がする。安全のためにいっそ無くすか? |
お気に入りのパーカーに限って抜ける | ★★★★★ | どうして一番着たいこのパーカーばっかり抜けるの!? |
いかがでしたでしょうか。これらの「絶望感」や「あるある」に共感していただけたなら、もう大丈夫です。次の章からは、このイライラをすっきり解消するための具体的な方法を、道具別に分かりやすく解説していきます。
2. 【道具別】パーカーのひもが抜けた時の簡単な通し方
パーカーのひもが抜けてしまっても、諦めるのはまだ早いです。実は、ご家庭にある身近な道具を使えば、誰でも簡単にひもを通し直すことができます。ここでは、道具別に4つの具体的な方法を、手順やコツを交えて詳しく解説します。ご自身の状況に合わせて最適な方法を選んで、さっそく試してみましょう。
それぞれの方法の特長を比較して、自分に合ったものを見つけてください。
方法 | 必要な道具 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ストロー | ストロー、ハサミ、セロハンテープ or ホチキス | 適度な硬さでスムーズに通しやすい。太めのひもにも対応可能。 | 道具を揃える必要がある。細すぎるストローは使えない。 |
安全ピン | 安全ピン | 道具は1つだけ。古くからある確実な方法。 | 生地やひもを傷つける可能性がある。小さいと掴みにくい。 |
ヘアピン・クリップ | アメリカピン、Uピン、ゼムクリップなど | 身近にあり、手軽に試せる。 | ひもの太さや種類によっては固定しにくい。 |
道具なし | (あればセロハンテープ) | 道具がなくてもできる最終手段。 | 時間がかかり、根気が必要。生地によっては非常に難しい。 |
2.1 ストローを使った復旧法
カフェやコンビニでもらえるストローは、パーカーのひも通しに最適なアイテムです。適度な硬さと柔軟性を兼ね備えているため、フードのカーブにもスムーズに対応できます。特に、タピオカ用の太いストローを使うと、作業が格段に楽になるのでおすすめです。
2.1.1 準備するもの
- ストロー(なるべく太めのもの)
- ハサミ
- セロハンテープ または ホチキス
2.1.2 手順
- ひもの先端をストローの片側から差し込みます。数センチ程度入れば十分です。
- ひもが抜けないように、ストローの上からセロハンテープを巻いて固定します。ホチキスで留めても構いませんが、ひも自体を傷つけないように注意してください。
- ひもを固定したストローを、パーカーのひも穴の片方から差し込みます。
- フードの布地をたぐり寄せるようにしながら、ストローを少しずつ反対側の穴へと進めていきます。
- 反対側の穴からストローの先端が出てきたら、ゆっくりと引き抜きます。
- ひもが完全に通ったら、ストローからひもを外し、テープやホチキスの芯を取り除いて完了です。
2.2 安全ピンを使った復旧法
裁縫箱に必ず入っている安全ピンも、ひも通しの強い味方です。昔から知られている定番の方法で、手軽さと確実性が魅力。布の上からピンの位置を確認しながら進められるため、作業がしやすいのが特長です。
2.2.1 準備するもの
- 安全ピン(少し大きめのものが掴みやすくて便利)
2.2.2 手順
- パーカーのひもの先端に、安全ピンを刺してしっかりと留めます。ひもの端ギリギリだと抜けてしまう可能性があるので、少し内側を留めましょう。
- 安全ピンの頭(針ではない方)を先頭にして、ひも穴に差し込みます。
- フードの布地の外側から安全ピンを掴み、揉むようにして少しずつ前に進めていきます。
- これを繰り返し、反対側のひも穴まで到達させます。
- 穴から安全ピンの頭が出てきたら、ゆっくりと引き出します。
- ひもが通ったら、安全ピンを外して完了です。生地を引っ掛けて傷つけないように、慎重に外してください。
2.3 ヘアピンやクリップを使った復旧法
女性なら化粧ポーチに、オフィスならデスクの引き出しに入っていることが多いヘアピンやクリップも活用できます。特にアメリカピンは、ひもを挟むだけで使えるので非常に手軽です。
2.3.1 準備するもの
- アメリカピン、Uピン、ゼムクリップなど
2.3.2 手順(アメリカピンの場合)
- アメリカピンの先端で、パーカーのひもの先端をしっかりと挟み込みます。
- ひもが途中で抜けないか心配な場合は、上からセロハンテープで軽く巻いて補強すると安心です。
- ピンの丸い方を先頭にして、ひも穴から通していきます。
- 安全ピンの時と同様に、布の外側からピンを掴んで少しずつ進めます。
- 反対側の穴からピンが出てきたら、ゆっくりと引き抜いて完了です。
ゼムクリップを使う場合は、クリップの一方の先端を外側に広げてフック状にし、ひもの先端に引っ掛けてからテープなどで固定すると、簡易的なひも通しとして使用できます。
2.4 【道具がない場合】ひもだけで通す裏ワザ
外出先などで道具が何もない、という絶望的な状況でも諦めないでください。時間はかかりますが、ひも単体でも通すことは可能です。これはまさに最終手段と言えるでしょう。
2.4.1 準備するもの
- ひも本体
- (もしあれば)セロハンテープ
2.4.2 手順
- 【セロハンテープがある場合】ひもの先端にセロハンテープをきつく巻きつけ、先端を細く尖らせて固めます。靴ひもの先端(アグレット)を作るイメージです。これにより、布の中でひもが引っかかりにくくなります。
- 【完全に何もない場合】ひもの先端を固く結び、小さなこぶを作ります。このこぶを頼りに、少しずつ押し進めていきます。
- ひもの先端を片方の穴から慎重に入れます。
- ここからが根気のいる作業です。フードの布地をくしゅくしゅとたぐり寄せ、ひもの先端を指で感じながら、数ミリずつ反対側の穴へと送り込んでいきます。
- 焦らず、ゆっくりと作業を続ければ、必ず反対側の穴にたどり着きます。
- 先端が出てきたら、しっかり引き出して完了です。
この方法は、特に生地が厚手でしっかりしたパーカーの方がやりやすいです。薄手で柔らかい生地の場合は、ひもが中で迷子になりやすいため、難易度が上がります。
3. そもそもなぜパーカーのひもは抜けるのか その原因とは
お気に入りのパーカーを着ようとしたら、ひもが片方だけ中に引っ込んでいたり、完全に抜けてしまっていたり…。「またか…」とがっかりした経験は誰にでもあるのではないでしょうか。この厄介な問題は、実はいくつかの明確な原因によって引き起こされています。パーカーのひもが抜けるメカニズムを理解することで、この後の章でご紹介する予防策がなぜ有効なのか、より深く納得できるはずです。主な原因は「洗濯」と「日常の着用」という2つのシーンに隠されています。
3.1 主な原因は「洗濯時の動き」と「日常の着用」
パーカーのひもが抜ける最大の原因は、多くの場合「洗濯」の過程にあります。しかし、日常生活の中にもひもが抜けるリスクは潜んでいます。それぞれのシーンで何が起きているのか、具体的に見ていきましょう。
3.1.1 洗濯機の中で起こること
洗濯機の中は、衣類にとっては非常に過酷な環境です。特にパーカーのひものように細くて自由なパーツは、さまざまな力の影響を直接受けてしまいます。
洗濯の工程 | ひもが抜ける原因 |
---|---|
洗い・すすぎ | 洗濯槽が回転することで生まれる強力な水流が、ひもをフードの内部で動かし、片側から引き抜いてしまいます。また、他の洗濯物、特にボタンやファスナー、ホックなどが付いた衣類と絡まり、強く引っ張られることで抜けてしまうケースも頻繁に起こります。 |
脱水 | 最もひもが抜けやすいのが脱水の工程です。洗濯槽が高速で回転することで発生する強い遠心力によって、ひもがパーカー本体から外側へ向かって引っ張られます。この力がフードのひも通し穴(ハトメ)に集中し、スポンと抜けてしまうのです。 |
3.1.2 日常の着用で起こること
洗濯時だけでなく、普段パーカーを着ているだけでもひもが抜けることがあります。無意識のうちにやってしまいがちな行動が原因となっているかもしれません。
- 不意に何かに引っかかる
ドアノブやカバンの金具、満員電車のつり革などに、垂れ下がったひもが引っかかってしまうことがあります。少し強く引っ張られただけでも、ひもは簡単にフードの中からずれてしまい、片方が短くなって抜け落ちる原因となります。 - 子どもやペットによるいたずら
小さなお子さんや、猫などのペットが、揺れるひもを面白がって引っ張ってしまうことも少なくありません。遊びのつもりの軽い力でも、繰り返し引っ張られることでひもは徐々に抜けていきます。 - 着脱時の摩擦
パーカーを勢いよく着たり脱いだりする際の摩擦も、ひもが抜ける一因です。特にフード部分を掴んで脱ぐ癖がある方は、無意識にひもを片側に引っ張っている可能性があります。
3.2 パーカーの構造的な問題も一因
ひもが抜ける原因は、使い方だけでなくパーカー自体の構造にある場合もあります。お持ちのパーカーが以下の特徴に当てはまる場合、特に抜けやすいと言えるでしょう。
3.2.1 ひも通し穴(ハトメ)とひもの相性
フードに付いているひも通し穴(ハトメ金具など)の大きさと、ひもの太さや素材の相性が悪いと、ひもは抜けやすくなります。
- 穴が大きすぎる・ひもが細すぎる
ひもに対してひも通し穴が大きすぎると、ひもの結び目や先端の留め具(アグレット)が簡単に穴を通り抜けてしまいます。 - 滑りやすい素材のひも
サテンやナイロンのようなツルツルとした素材のひもは摩擦が少なく、わずかな力でもスルスルと動いてしまい、非常に抜けやすい傾向にあります。
3.2.2 ひもの長さと重さ
デザイン性を重視したパーカーの中には、ひもが通常より長かったり、先端に金属やプラスチックの重い飾りが付いていたりするものがあります。こうしたパーカーは、ひもの自重や揺れた時の遠心力が大きくなるため、結果として抜けやすくなってしまうのです。
4. もう繰り返さない!パーカーのひも抜けを防止する簡単な方法
一度抜けてしまったパーカーのひもを通し直すのは、本当に面倒な作業ですよね。せっかくお気に入りのパーカーも、ひもが抜けたままではどこか締まらない印象になってしまいます。しかし、ご安心ください。実は、ほんの少しの工夫で、あの煩わしい「ひも抜け」は簡単に防げるのです。
ここでは、パーカーのひもが抜ける主な原因である「洗濯」のシーンに焦点を当てた予防策から、より根本的にひも抜けを防ぐためのアイデアまで、誰でもすぐに実践できる方法を詳しくご紹介します。
4.1 洗濯前にできるひと工夫
パーカーのひもが抜けてしまう最大の原因は、洗濯機の中で水流にもまれたり、他の衣類と絡まったりすることです。特にドラム式洗濯機はたたき洗いのため、衣類が上下に大きく動くことでひもが抜けやすくなる傾向があります。この洗濯時のトラブルを防ぐ、非常に簡単で効果的な2つの方法を見ていきましょう。
4.1.1 ひもを結んでから洗う
最も手軽で、今すぐにでもできるのがこの方法です。洗濯機に入れる前に、パーカーのひもを軽く結んでおきましょう。
- ちょう結び(リボン結び): 最もおすすめの結び方です。結び目がフードの穴(ハトメ)に引っかかり、ひもがスルスルと抜けてしまうのを物理的に防いでくれます。洗濯後も解きやすいのがメリットです。
- 固結び: ちょう結びでも不安な場合は、軽く一度だけ固結びするのも良いでしょう。ただし、きつく結びすぎると解けにくくなったり、生地を傷めたりする原因になるため注意が必要です。
たったこれだけのひと手間で、ひもが抜ける確率は劇的に下がります。洗濯物を干す際に結び目をほどくのを忘れないようにしましょう。
4.1.2 洗濯ネットを活用する
ひもを結ぶ方法とあわせて行いたいのが、洗濯ネットの活用です。衣類を優しく守るための洗濯ネットは、パーカーのひも抜け防止にも絶大な効果を発揮します。
パーカーをたたんで洗濯ネットに入れることで、以下のようなメリットがあります。
- 他の洗濯物との絡まりを防ぐ
- 洗濯槽内での衣類の過度な動きを抑制し、水流による直接的なダメージを軽減する
- ひもだけでなく、生地全体の傷みや毛玉、型崩れを防ぐ
ネットを選ぶ際は、パーカーがちょうど収まるくらいのサイズがおすすめです。大きすぎるとネットの中でパーカーが動き回ってしまい、効果が半減してしまいます。ひもを結んだ上で洗濯ネットに入れる「合わせ技」が、最も確実な予防策と言えるでしょう。大手生活用品メーカーのライオン株式会社も、パーカーの洗い方のコツとしてひもを結び、洗濯ネットを使用することを推奨しています。
参考: Lidea - パーカーの洗い方|フードの乾きにくい悩みを解消する干し方のコツも紹介
4.2 ひもの端をしっかり固定する予防策
洗濯時だけでなく、普段着ている時や脱ぎ着する際にひもが抜けてしまうこともあります。これは、ひもの先端(アグレット)が取れてしまったり、先端がほつれて細くなったりしていることが原因かもしれません。ここでは、より根本的にひも抜けを防止するための、少し踏み込んだ対策をご紹介します。
これらの方法は、ひも抜けを防ぐだけでなく、パーカーの見た目をカスタマイズする楽しみも与えてくれます。
方法 | 特徴とメリット | 入手場所 |
---|---|---|
玉結びを作る | ひもの先端に、フードの穴(ハトメ)よりも大きい玉結びを作ります。最も簡単かつコストゼロでできる確実な方法です。結び目がアクセントにもなります。 | 道具不要 |
熱収縮チューブを使う | ひもの先端にチューブを被せ、ドライヤーなどで熱を加えると収縮してぴったりフィットします。既製品のようなスマートな仕上がりになり、ほつれ防止効果も抜群です。 | 100円ショップ、ホームセンター、通販サイトなど |
コードストッパーを取り付ける | ひもにストッパーを通すだけで、抜け防止と長さ調節の機能を追加できます。アウトドア風のデザインやカラフルなものなど種類が豊富で、手軽なカスタマイズとして楽しめます。 | 100円ショップ、手芸店、アウトドア用品店など |
特にコードストッパーは、デザインのアクセントになるだけでなく、フードを絞って固定したい時にも役立つ便利なアイテムです。これらの対策を施しておけば、洗濯のたびにひもを結ぶ手間からも解放され、パーカーをより快適に着こなせるようになります。
5. パーカーのひもをなくした時の代用品と購入場所
パーカーのひもが抜けただけでなく、どこを探しても見つからない…。そんな時は、新しいひもに交換してしまいましょう。実は、パーカーのひもは様々な場所で購入できますし、意外なアイテムで代用することも可能です。紛失をきっかけに、自分だけのオリジナルパーカーに生まれ変わらせるチャンスと捉えて、新しいひもを探してみませんか?
5.1 100均や手芸店で探す
パーカー専用の替えひもは、身近なお店で手軽に入手できます。どこでどんなものが買えるのか、それぞれの特徴を見ていきましょう。
購入する際は、事前にパーカーのひもを通す穴(ハトメ)の直径と、元のひもの長さを測っておくとスムーズです。もし元のひもがなくて長さが分からない場合は、一般的に120cm〜150cm程度のものが主流なので、これを基準に選ぶと良いでしょう。
購入場所 | 特徴 | ポイント |
---|---|---|
100円ショップ (ダイソー、セリアなど) |
最も手軽で安価に購入できます。カラーバリエーションも基本的なものは揃っています。 | 「手芸コーナー」や「裁縫用品コーナー」に置かれていることが多いです。シンプルな丸ひもや平ひもが見つかります。 |
手芸用品店 (ユザワヤ、トーカイなど) |
品揃えが非常に豊富です。素材(綿、ポリエステルなど)、太さ、色、デザインなど、こだわって選びたい場合に最適です。 | 専門のスタッフに相談できるのが大きなメリット。ひもの先端を処理する「コードエンド」や、長さを調節できる「コードストッパー」も一緒に購入できます。 |
オンラインストア (Amazon、楽天市場など) |
店舗に足を運ぶ時間がない場合に便利です。膨大な種類の中から、レビューを参考にしながら選べます。 | 「パーカー 替え紐」「フード紐」などのキーワードで検索すると多くの商品が見つかります。まとめ買いで安くなることもあります。 |
5.2 靴ひもやリボンで代用するアイデア
「専用のひもじゃないとダメ」なんてことはありません。専用品にこだわらず、身近なアイテムを代用品として活用することで、パーカーの印象をガラリと変えることができます。ここでは、手軽に試せる代用アイデアをいくつかご紹介します。
5.2.1 靴ひもで代用する
スニーカー用の靴ひもは、パーカーのひもの代用品として非常に優秀です。先端がプラスチックで固められている(アグレット)ため、特別な道具がなくてもスムーズに穴に通せるのが最大のメリットです。カラーや柄も豊富なので、パーカー本体の色に合わせて選んだり、あえて蛍光色などの目立つ色を選んでアクセントにしたりと、様々なアレンジが楽しめます。
- メリット: 通しやすい、丈夫、デザインが豊富
- おすすめの組み合わせ:
- 無地のパーカー × 柄物の靴ひも
- スポーツタイプのパーカー × 太めの丸い靴ひも
- きれいめなパーカー × 革靴用の細いロウ引きひも
5.2.2 リボンで代用する
リボンを使えば、カジュアルなパーカーにフェミニンな要素をプラスできます。特に、サテンリボンやベロアリボンは光沢感があり、コーディネートのワンポイントとして映えます。スポーティーなパーカーにあえてガーリーなリボンを合わせる「甘辛ミックス」-mark>もおすすめです。
- メリット: フェミニン、上品な印象になる、素材で雰囲気を変えられる
- 注意点: 幅が広すぎると通し穴に入らないため、事前に幅を確認しましょう。また、リボンの端はほつれやすいため、ほつれ止め液を塗るか、ライターの火で軽くあぶって処理すると長持ちします(火の取り扱いには十分ご注意ください)。
5.2.3 その他の代用アイデア
靴ひもやリボンの他にも、様々なひも状のアイテムが代用品になります。
- ワックスコード: 革製品のような風合いで、シックで大人っぽい印象になります。
- パラコード: アウトドア用品に使われる丈夫なひも。アウトドアテイストやストリートファッションと相性抜群です。
- Tシャツヤーン: 着古したTシャツを細く切って作るリサイクル素材。柔らかな質感で、ナチュラルな雰囲気になります。
これらの代用品を使う際は、洗濯時に色落ちや縮みが発生する可能性がないか、素材の表示を確認しておくと安心です。
6. これを機におしゃれに!パーカーのひもアレンジ術
パーカーのひもが抜けてしまった…そんなトラブルは、実はあなたのパーカーをワンランク上のおしゃれアイテムに変える絶好のチャンスです。ひもを通し直すだけでなく、結び方を変えたり、ひも自体を交換したりすることで、見慣れたパーカーが全く新しい表情を見せてくれます。ここでは、ピンチをチャンスに変える、パーカーのひもアレンジ術を具体的にご紹介します。
6.1 周りと差がつくひもの結び方
いつもの「ちょうちょ結び」や「固結び」から卒業して、少し凝った結び方に挑戦してみませんか?結び方ひとつで、パーカーの印象は大きく変わります。ここでは、簡単なのにこなれて見えるおすすめの結び方を3つご紹介します。
結び方の名称 | 特徴と印象 | 簡単な結び方の手順 |
---|---|---|
イアン・ノット | 靴ひもを素早く結ぶ方法として知られていますが、パーカーにも応用可能。結び目が小さく、すっきりとシャープな印象を与えます。解けにくいのに、解くときは簡単なのが魅力です。 |
|
チェーン・ノット(コブラ・ノット) | 編み目が連なったような見た目が特徴的。首元に立体感が生まれ、シンプルなパーカーのアクセントになります。ミリタリーやアウトドアテイストのファッションと相性抜群です。 |
|
ダブル・スリップ・ノット | 結び目が2つ並んだようなユニークな形。左右のひもを引くと簡単に長さ調節ができ、機能性とデザイン性を両立できます。結び目を垂らさず、首元で固定したい場合にも便利です。 |
|
6.2 ひもを交換してオリジナルパーカーに
ひもの結び方だけでなく、ひも自体を交換するのも効果的なアレンジです。素材や色を変えるだけで、自分だけのオリジナルパーカーが簡単に作れます。紛失してしまった場合の代用品探しにも役立ちます。
6.2.1 どこで買う?ひもの購入場所
パーカー用のひもは、様々な場所で手に入ります。
- 手芸用品店: 「ユザワヤ」や「トーカイクグループ」などの大型手芸店では、色や太さ、素材の異なる様々なコード(ひも)が量り売りされています。金属やプラスチックの先端パーツ(コードエンド)も一緒に購入できます。
- 100円ショップ: 「ダイソー」や「セリア」などでは、手芸コーナーにカラーひもやリボンが置いてあります。靴ひもコーナーの商品を流用するのも良いでしょう。
- オンラインストア: Amazonや楽天市場などのECサイトでは、検索すれば膨大な種類のひもが見つかります。レビューを参考に選べるのもメリットです。
6.2.2 交換用ひものアイデア
どんなひもに交換すれば良いか、いくつかアイデアをご紹介します。
- シューレース(靴ひも): 最も手軽で豊富なデザインから選べます。柄物やネオンカラーの靴ひもに変えれば、ストリート感がアップします。
- サテンリボン: 光沢のあるサテンリボンは、カジュアルなパーカーにフェミニンさや上品さをプラスしてくれます。きれいめコーディネートに合わせやすくなります。
- レザーコード(革ひも): 革ひもに交換すると、ぐっと高級感が増し、大人っぽい印象に。きれいめなスラックスやレザージャケットとの相性も良くなります。
- パラコード: アウトドア用品に使われる丈夫なひも。カラーバリエーションが非常に豊富で耐久性も高いため、個性的なアクセントになります。
ひもを交換したら、先端の処理も忘れずに行いましょう。ほつれを防ぐだけでなく、見た目のクオリティも向上します。専用の金属パーツを付けたり、熱で固められる素材の場合はライターの火で軽くあぶって処理したりする方法があります。
6.3 あえてひもなしで着こなすのもアリ
いっそのこと、あえてひもを取ってしまい「ひもなしパーカー」として着こなすのも、洗練された大人のスタイルとしておすすめです。ひもがないだけで、首元がすっきりとし、ミニマルでクリーンな印象を与えます。
ひもなしパーカーには、以下のようなメリットがあります。
- すっきりした首元: タートルネックやシャツの襟をインナーに着た際に、襟元がもたつかず、レイヤードスタイルが綺麗に決まります。
- アクセサリーが映える: ネックレスなどのアクセサリーがひもに隠れることなく、しっかりと主張できます。
- 洗濯が楽になる: そもそもひもがないので、洗濯中に抜ける心配や、他の衣類と絡まるストレスから解放されます。
- クリーンで大人な印象: 余計な装飾がないため、よりシンプルで落ち着いた雰囲気を演出できます。スラックスやジャケットと合わせる「きれいめカジュアル」にも最適です。
フードのひもは、本来フードを絞るための機能的なパーツですが、現代のファッションシーンでは装飾的な意味合いが強くなっています。自分のスタイルに合わせて、ひもを「なくす」という選択肢もぜひ検討してみてください。
7. まとめ
パーカーのひもが抜けてしまっても、焦る必要はありません。ストローや安全ピンなど、身近な道具を使えば誰でも簡単に元通りにできます。ひもが抜ける主な原因は洗濯時の絡まりなので、あらかじめひもを結んだり洗濯ネットを活用したりするだけで効果的に予防が可能です。これを機に、100均などで手に入る代わりのひもに交換したり、おしゃれな結び方に挑戦したりして、自分だけのパーカーにアレンジするのもおすすめです。