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【洗濯で失敗しない】絶対にドライクリーニングで洗うべき素材6選

【この記事でわかること】

  • ドライクリーニングは水で濡らさない洗浄方法
  • 洗濯機のドライコースとドライクリーニングは別物
  • 動物由来の素材の洋服はクリーニング

そもそもドライクリーニングとは?

「家で洗えないものを頼んでるけど、ドライクリーニングって結局何をするの?」「家庭用の洗濯とどう違うの?」

いつも何気なく出していても実はわからない事が多いドライクリーニング。
物価高騰のニュースが後を絶たない今日この頃、節約のために大切な洋服を家で洗濯してダメにしてしまう方が急増中です。

実はドライクリーニングと家庭用洗濯は性質が全然違います。
この違いをしっかり理解すると、そのお洋服が家で洗濯するべきものか、クリーニング店に頼むべきものかが分かります。

この記事では、ドライクリーニングの基本を押さえつつ、絶対にドライクリーニングに出すべきものをご紹介します。

目次

  • ①ドライクリーニング=「水に濡らさない洗濯」
  • ②ドライクリーニングの特徴
  • ③家でドライクリーニングはできる?
  • ④洗濯とクリーニング店の使い分け
  • ⑤まとめ

ドライクリーニング=「水で濡らさない洗濯」

洗濯といえば、洗剤を入れた水で洋服をじゃぶじゃぶ洗うイメージですよね。

実はドライクリーニングは水で洗いません。
水の代わりに「有機溶剤」と呼ばれる石油のようなもので洋服を洗います。

家庭のお洗濯で次のような苦い経験はありませんか?

  • ・セーターが毛羽立ってしまった。
  • ・洋服がヨレたり伸びたりしてしまった
  • ・洋服が縮んでしまった
  • ・洋服の色がにじんでしまった
  • ・洋服がガサガサした風合いなってしまった

これらの悩みは水に弱い洋服を洗濯することで起こりがちです。

ドライクリーニングなら、水で洗濯するような変化が起きにくくなるので、洋服の伸びやヨレや縮み・色あせなどを心配することなく形を整えたまま汚れを落とせます。

そのため水に弱い洋服にピッタリの洗い方なのです。

ドライクリーニングの特徴

例えば、サラダ油の入ったコップに水を入れると上下に分離しますよね?
ではサラダ油の入ったコップにゴマ油を足して混ぜたらどうなるでしょうか?

2つの油は混ざります。料理をする方なら当たり前かもしれません。
油同士は混ざりあう。

これと同じことがドライクリーニング中でも起こっています。
つまり、水では落ちづらい油汚れでも、油なら洗い流せるのです。

まとめるとドライクリーニングには2つの特徴があります。

  • ・水に弱い素材(ウールやシルクなど)の洋服でもダメージを抑えて洗える。
  • ・油で洗うドライクリーニングは油汚れが良く落ちる。

油汚れに強い一方で、汗などの水で落ちる汚れは、ドライクリーニングだけでは落としきれないので、クリーニング店では「汗抜き」「Wクリーニング」といった水溶性の汚れを洗い落とせるオプションもあります。

家でドライクリーニングはできる?

残念ながらできません。

ドライクリーニングに使われる「有機溶剤」は環境に配慮して管理する必要があり、一般家庭では「有機溶剤」を持つことが禁じられています。

ご自宅の洗濯機に「ドライコース」があったとしても、ドライクリーニングとは全くの別物です。
洗濯機のドライコースはいわば弱めの水流を使った優しい水洗いです。あくまで水洗いができる洋服を洗うコースなので、水洗いが難しい素材を洗う事には適しません。

そのため、ドライクリーニングをするには、洋服の風合い崩れや寿命を縮めない為にも専門のクリーニング店に預ける必要があるんです。

絶対にクリーニングに出すべき素材6選

家ではドライクリーニングはできないので、自分のお洋服がドライクリーニングと家庭洗濯のどちらで洗うべきかの見極めが大切です。

洋服に付いている洗濯表記を見る事でおおよその目安を知る事が出来ますが、詳しいことは別の記事でまとめます。

今回は今すぐに役に立つ絶対にクリーニングに出すべきものを6種ご紹介します。

  • ・シルク
  • ・ウール
  • ・アンゴラ
  • ・モへア
  • ・レーヨン
  • ・毛皮や本革付きの洋服

主にコートやジャケットなどのアウター類や、スーツやスカートやドレスワンピースなどのフォーマルなもの等が当てはまりやすいです。
また、色落ちや色移りに関しては、素材や色の濃淡が関係してきます。
麻、シルクなどの繊維は色落ちや色移りしやすい素材です。
特に濃色の洋服は家で洗えるものがありますが、色落ちには要注意です!

極力クリーニングに出した方が良いもの

  • ・ダウン類

最近はダウンジャケットなどを自宅で洗濯して後悔するお客様からのご相談が増えています。
ダウン類は洋服内の羽毛が満遍なくふんわりしている状態がベストです。
家庭洗濯だと中の羽毛が偏ったり固まったりと、せっかくの暖かさが損なわれるリスクがあります。
ダウン類は基本的にはクリーニング店に頼むのが無難です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
家で洗うべきものと、クリーニング店に出すべきものをしっかり見極めて、大切なお洋服と長く付き合いたいですね。
私たちは衣類の生地、汚れに合わせてドライクリーニングで洗うのか水洗いなのか、最適な方法でクリーニングしています。ご自宅で洗えない、ドライマークがついた衣類はお近くのクリーニング店に気軽にご相談ください。

スワローチェーンは、東京都内の店舗以外にも全国対応の宅配クリーニングも運営しています。クリーニングに関する、ご相談があればお気軽にお問い合わせください!