高級志向の本革は洗えません。(スニーカーの洗い方①)
この記事でわかること
- 洗うことが非常に難しい高級志向のスニーカーが存在すること。
- 革の変化を楽しむ趣向があり、結果的に水に非常に弱いスニーカーがある現実。
- 高級志向の革を素材としたスニーカーを実際に水に漬けた時の映像があります。
高級志向の本革は洗えません。
いきなりですが、宅配シューズクリーニングについて説明します。
このサービスは、普段づかいのスニーカーを清潔に保ち、長持ちさせるための商品です。
【宅配シューズ】スニーカーの宅配クリーニング(スワローチェーン)
便利な商品ですが、とても大切な注意事項があります。
スニーカーには洗えない靴もあるという現実です。
理由は履物としての役割以外に重点があるから
シルクや本革等を素材にした一部の高級スニーカーは、水洗いができません。
特に本革には、"変化を愉しむ"という趣向もあり、あえて革に防水の加工をしていなかったり、革の染色の際に定着剤を利用せず、水に濡れると色移りする高級品もあります。
したがって、いわゆる革靴と同様に別途お見積りさせていただいております。
(コスト面で負担がかかりますが、重要な選別だと捉えています)
※非常に高級志向なメーカーのスニーカを水洗いした例です。
(真似しないでください)
左:水洗いしてはがれた本革 右:水洗いして色移りした本革
※洗い方に迷った場合は、スワローチェーンの店舗でご相談ください。
スワローチェーンの店頭では、水洗いできる靴とできない靴を選別して、一部靴に関しては手洗いコースで受け付けています。
※手洗いコースについて:極論はすべての靴が洗浄可能ですが、洗うことが困難な靴に関しましては、洗浄前の準備、洗浄後のメンテナンスが重要工程となるため、「コストがかかりすぎる」という理由から、結果的に洗えない靴が存在します。
しかし、現在水洗いの機械洗いのみを提供している宅配シューズクリーニングでは、(一部直接メール等でお問い合わせのあったスニーカーを除いて)手洗いコースも受け付けておりません。
したがって、いわゆるスニーカーと呼ばれる形状の靴の7割程度しか活用できないサービスが、宅配シューズクリーニングという商品とも言えます。(対応範囲は順次拡大予定)
そこで、"スニーカーの洗い方"では、まだ宅配商品としてカタチにできないものの、お客様がご自宅で試すことができそうなコト。こういうサービスができたら良さそうだよねという実験的な内容を発信していきます。
少しづつ更新していきますので、気長によろしくお願いします。