ダウンジャケットの洗濯は自宅かクリーニングか?費用と手間で徹底比較
ダウンジャケットの洗濯は自宅かクリーニングか?費用と手間で徹底比較
冬の頼れるパートナーであるダウンジャケットを、何年も気持ちよく着続けるためには「正しい洗濯とメンテナンス」が欠かせません。
とはいえ、
・自宅で洗って失敗しないか不安
・クリーニングはお金も時間もかかりそう
と迷う方も多いはずです。
この記事では、
・まず確認すべき「洗濯表示」の見方
・自宅で洗う場合の具体的な手順と注意点
・クリーニングに出す場合との「費用・手間・仕上がり」の比較
・ありがちな失敗とリカバリー方法
・シーズン中の日々のお手入れと、シーズンオフの保管方法
・忙しい人向けの宅配クリーニング活用法
までを整理して解説します。
最後には、「自宅洗濯が向いている人」「クリーニングが向いている人」をタイプ別にまとめていますので、ご自身のライフスタイルやダウンの状態に合わせて、最適なメンテナンス方法を選ぶ判断材料にしてください。
ダウンジャケットは自宅で洗える?まずは洗濯表示をチェック
ダウンジャケットの洗濯で、最初に必ず確認したいのが「洗濯表示(ケアラベル)」です。
ダウンの中わたの種類や表地の素材、撥水加工・コーティングの有無、レザーやファーなどの付属品によって、適切な洗い方は大きく変わります。
表示を無視して自己流で洗ってしまうと、
・中わたのダウンが固まって保温性が落ちる
・生地が縮む・ヨレる
・撥水や光沢などの特殊加工がはがれる
・シミや輪ジミが残る
といったトラブルにつながりかねません。
まずは内側タグのマークを確認し、「家庭で水洗いできるか」を判断しましょう。
水洗いできるマーク(洗濯おけマーク)
家庭で洗濯機または手洗いができる場合は、「洗濯おけ」のマークがついています。
・おけマークの中の数字 … 洗える水温の上限(例:「40」なら40℃以下)
・おけマークの下に線が1本 … 弱い水流での洗濯(弱いコース推奨)
・線が2本 … さらに弱い水流での洗濯(非常にデリケート)
・おけの中に「手」のマーク … 手洗いのみ可(洗濯機は不可)
この表示があるダウンは、自宅での水洗いが基本的には可能です。
ただし、ダウンは中わたがデリケートなため、一般衣類以上に「中性洗剤」「弱い水流」「短時間の脱水」「十分な乾燥」が重要になります。
水洗い不可のマーク(おけ+×)
洗濯おけマークに大きな「×」がついている場合は、「家庭での水洗い禁止」です。
・高級ブランドのダウン
・レザー・本革・フェイクファーなどの異素材が縫い付けられているもの
・特殊なコーティング加工(光沢・撥水など)が施されているもの
などは、この表示になっていることが多く、水洗いすると
・中わたのダウンがダメージを受ける
・生地が縮む・色落ちする
・コーティングや撥水がはがれる
リスクがあります。
この表示がある場合は、自宅での水洗いは避け、ダウンの扱いに慣れたクリーニング店や宅配クリーニングに相談するのが安全です。
自宅洗濯 vs クリーニング
費用・手間・仕上がりを比較
洗濯表示で「水洗い可」と確認できたら、次の選択肢は
・自宅で洗う
・クリーニングに出す(店舗/宅配)
のどちらを選ぶかです。
それぞれのメリット・デメリットを、「費用」「手間(時間)」「仕上がり」の3つの観点で整理してみましょう。
自宅で洗濯する場合のメリット
・費用が安い
かかるのは、おしゃれ着用中性洗剤と水道・電気代程度。1回あたり数百円に収まるケースがほとんどです。
・好きなタイミングで洗える
週末や時間のあるときに、自分のペースで洗えます。
持ち込みや受け取りの移動時間もかかりません。
・軽い汚れなら十分きれいになる
汗や軽い皮脂汚れ、日常的な使用での汚れであれば、自宅ケアでも十分対応できます。
自宅で洗濯する場合のデメリット
・作業の手間と時間がかかる
前処理~洗濯~乾燥まで、トータルで数時間〜1~2日程度の時間が必要になります。
・乾燥で失敗しやすい
ダウンは乾燥が不十分だと、中わたが固まってボリュームがなくなったり、生乾き臭の原因になったりします。
定期的にほぐしながら乾かす根気が必要です。
・道具と知識が必要
おしゃれ着用中性洗剤や大きめの洗濯ネット、スペースを確保した干し場所など、ある程度の準備と基本的な知識が求められます。
クリーニングに出す場合のメリット
・プロの技術で失敗リスクが少ない
ダウンの特性を理解したプロが、専用洗剤と大型乾燥機で適切に処理するため、自宅では落としにくい汚れにも対応しやすく、仕上がりにムラが出にくいです。
・ふんわりしたボリューム感が期待できる
羽毛の状態を見ながら、ふんわりと立ち上がるように乾燥・仕上げしてくれるお店も多く、防臭や撥水のオプションを選べる場合もあります。
・時間と手間を大幅に節約できる
洗濯・乾燥・仕上げをすべて任せられるので、忙しい人や家事の負担を減らしたい人には大きなメリットです。
クリーニングに出す場合のデメリット
・費用が比較的高い
ダウンジャケット1着あたり、数千円の料金がかかるのが一般的です。
ハイブランド品や特殊素材では、さらに高額になることもあります。
・仕上がりまでの日数がかかる
店舗/時期にもよりますが、数日〜数週間かかることもあります。「明日すぐ着たい」といった急ぎのニーズには対応が難しい場合があります。
・店舗までの持ち運びが必要
店舗型の場合は、営業時間内に持ち込みと受け取りが必要です。
ただし、後述する宅配クリーニングを利用すれば、この手間は大きく減らせます。
【結論】あなたに合うのはどっち?タイプ別おすすめ診断
自宅洗濯がおすすめな人
・とにかく費用を抑えたい
・軽い汚れが中心で、そこまで神経質に仕上がりを求めない
・これまでに衣類の手洗いやおしゃれ着洗いの経験があり、基本的なコツは理解している
・洗濯やお手入れのプロセスを、ある程度楽しめる
・ダウンジャケットの枚数が多く、こまめにケアしたい
クリーニング(店舗/宅配)がおすすめな人
・高価なブランドダウンなど「絶対に失敗したくない」一着を持っている
・仕事や家事が忙しく、洗濯に時間を割きたくない
・過去に自宅洗いで失敗した経験があり、不安が大きい
・シミ・ニオイ・ボリュームダウンなど、気になる点が多い
・撥水加工など、専門的なメンテナンスもまとめてお願いしたい
特に、汚れやニオイが強い、羽毛のつぶれが気になる、洗濯表示が複雑、といった場合は、最初からプロに相談した方が安全です。
【実践編】失敗しないダウンジャケットの自宅洗い
ここからは、「水洗い可」のダウンを自宅で洗う場合の具体的な手順を、4ステップで解説します。
STEP1:準備するもの
・おしゃれ着用中性洗剤(ダウン対応・中性タイプ)
・大きめの洗濯ネット(ジャケットがゆったり入るサイズ)
・スポンジまたは柔らかい布
・大きめのバスタオル
・厚みのあるしっかりしたハンガー
・(あれば)乾燥機用のドライヤーボールまたは清潔なテニスボール
一般的な粉末洗剤やアルカリ性の洗剤は洗浄力が強く、羽毛の油分を奪いすぎてしまうことがあります。必ず「中性」かつ「おしゃれ着用」「ダウン対応」と明記された洗剤を使いましょう。
STEP2:汚れがひどい部分の前処理
ダウン全体を洗う前に、特に汚れが目立ちやすい
・襟元(ファンデーション・皮脂)
・袖口
・ポケット周り
などをチェックします。
- 汚れが気になる部分に、おしゃれ着用中性洗剤の原液を少量つける
- 水で濡らして固く絞ったスポンジや布で、トントンと軽く叩いて洗剤をなじませる
- 生地をこすり合わせたり、強くこすらないよう注意する
この一手間で、洗濯機だけでは落ちにくい汚れの落ち方が大きく変わります。
STEP3:洗い方(洗濯機/手洗い)
洗濯機で洗う場合
-
準備
・ファスナーやボタンはすべて閉じる
・取り外せるフードやファーは外す(表示に従う)
・軽くたたんで大きめの洗濯ネットに入れる
-
コース選択
・「手洗いコース」「ドライコース」「おしゃれ着コース」など、最も水流が弱いコースを選ぶ
-
洗剤投入
・規定量のおしゃれ着用中性洗剤を入れる
・柔軟剤は使わない(羽毛の吸湿性・通気性を損なうおそれがあるため)
-
脱水
・脱水は「1分以内」の短時間で設定
・まだ水っぽい場合は、一度取り出して軽くほぐし、再度1分のみ脱水する
手洗いの場合
-
洗浄液を作る
・浴槽や大きめの洗面器に、30℃以下のぬるま湯をはる
・そこに規定量の中性洗剤をよく溶かす(温度が高すぎるとダウンや生地を傷める)
-
押し洗い
・ファスナーを閉じたダウンを沈め、「沈める・浮かせる」を20〜30回繰り返す
・もんだり、強くこすったりしない
-
すすぎ
・一度排水し、新しい水(またはぬるま湯)に入れ替える
・同じく「沈める・浮かせる」を繰り返してすすぐ
・泡が出なくなるまで、2〜3回繰り返す
-
脱水
・可能であれば、洗濯機で1分だけ脱水する
・洗濯機が使えない場合は、大きなバスタオルで挟み、押さえるようにして水分を移す(ねじって絞らない)
STEP4:ふんわり仕上げる乾燥
乾燥は、ダウンジャケットの仕上がりを左右する最重要工程です。
-
脱水後すぐに取り出す
・固まっているダウンを、手でやさしくもみほぐす
・厚みのあるハンガーにかけて形を整える
-
風通しの良い日陰に干す
・直射日光は避け、通気性の良い場所に
・表面が乾いてきたら、ジャケット全体を軽く叩いたり振ったりして、中の羽毛を均一に広げる
-
完全に乾くまで1〜2日かけるイメージで
・触ったときに、内側に「冷たさ」「重さ」「湿り気」がないかを確認
・不安な場合は、もう一晩そのまま干しておくと安心です。
タンブル乾燥可の表示がある場合は、家庭用乾燥機の「低温コース」とドライヤーボール(またはテニスボール数個)を活用すると、ふんわり感を出しやすくなります。30分ごとに一度取り出し、状態を確認しながら時間を調整しましょう。
ダウンジャケット自宅洗いの「よくある失敗」とリカバリー方法
失敗例1:ダウンがぺちゃんこに偏ってしまった
原因
・十分に乾いていない状態で放置した
・乾燥中にダウンをほぐさなかった
リカバリー方法
- まず完全に乾いているかをチェック
- 平らな場所に広げ、両手で挟むようにまんべんなく叩き、空気を含ませる
- タンブル乾燥可の表示があれば、ドライヤーボール(またはテニスボール)と一緒に、低温で10〜20分乾燥機にかける
これで回復しない場合は、プロのクリーニング店に相談してみる価値があります。
失敗例2:乾いたあとに輪ジミのようなシミが出てきた
原因
・すすぎ不足で洗剤成分が残ってしまった
・ダウン内部の油分が表面ににじみ出た
リカバリー方法
・洗剤の香りが強く残っている場合は、もう一度「すすぎ〜脱水〜乾燥」をやり直す
・部分的なシミなら、水で濡らして固く絞ったタオルで、シミの外側から内側に向かってポンポンと叩き、汚れをタオルに移すように拭き取る
・その後、ドライヤーの冷風などでしっかり乾かす
落ちないシミや広範囲のシミは、無理に自宅でいじり続けず、早めにクリーニング店へ相談しましょう。
失敗例3:生乾きのニオイがする
原因
・乾燥に時間がかかりすぎ、内部で雑菌が繁殖した
リカバリー方法
-
もう一度洗い直す(中性洗剤+しっかりすすぎ)
-
乾燥時には、できるだけ「早く水分を飛ばす」ことを意識する
・扇風機やサーキュレーターで直接風を当てる
・除湿機やエアコンの除湿機能が効いた部屋で干す
・タンブル乾燥可なら、乾燥機も積極的に活用する
生乾き臭は放置しても自然にはほとんど消えないため、早めの洗い直しがポイントです。
お気に入りを長持ちさせる日々のお手入れと保管方法
着用後の簡単ケア
・帰宅後すぐにクローゼットへしまわず、ハンガーにかけて1〜2時間ほど風通しの良い場所で湿気を飛ばす
・洋服ブラシで、表面や縫い目にたまったホコリをやさしく払う
・襟や袖口に軽い皮脂汚れがついた場合は、その日のうちに水で濡らして固く絞ったタオルで軽くふき取る
この「ひと手間」を続けるだけで、汚れの蓄積とニオイの発生をかなり防ぐことができます。
シーズンオフの正しい保管方法
・シーズンの終わりには、自宅洗いまたはクリーニングで汚れをリセットしてから保管する
・ダウンのボリュームをつぶさないよう、厚みのあるハンガーにかける
・通気性のよい不織布カバーを使い、ビニールカバーや圧縮袋は避ける
・クローゼットが狭い場合は、ふんわりと畳んで通気性のある収納ボックスへ
・保管場所には除湿剤を置き、ときどき扉を開けて換気する
汚れたまま長期保管すると、黄ばみ・シミ・虫食いの原因になるため、「しまい洗い」をしてから片付けることが大切です。
忙しい人・失敗したくない人には宅配クリーニングも選択肢に
「ここまで読むと、自宅洗いはちょっと大変そう…」
「高価なダウンだから、自分で洗うのはやっぱり不安」
という方には、宅配クリーニングの活用もおすすめです。
スワローチェーンでは、全国対応の宅配クリーニングサービスを提供しています。
・自宅からWebで注文
・専用キットに詰めて送るだけ
・工場でプロが検品・クリーニング・仕上げ
・シミ抜きや高品質な仕上げにも対応(コースにより異なる)
詳細は以下から確認できます。
スワローチェーンの宅配クリーニング
https://www.swallowchain.com/net/
また、日常のお洗濯や、下着も含めた洗濯代行を自宅から利用したい場合には、スワローチェーンが運営する洗濯代行サービス「洗急便」も選択肢になります。
洗急便(洗濯代行サービス)
https://www.swallowchain.com/thx-deli
・自宅にいながらまとめて洗濯を任せられる
・忙しい共働き世帯や子育て中の家庭にも便利
ダウンジャケットのような大物は宅配クリーニングで、日常の衣類は洗濯代行と使い分けることで、「自宅で頑張りすぎない」家事スタイルも作れます。
まとめ:自分に合った「ダウンの付き合い方」を選ぼう
・まずは洗濯表示を確認し、「水洗い可」か「水洗い不可」かを判断する
・自宅で洗うなら、中性洗剤・やさしい洗い方・スピーディーな乾燥が成功の3原則
・費用を抑えたい、軽い汚れなら自宅洗濯も十分選択肢になる
・高価な一着・シミやニオイが気になる・時間がない場合は、プロのクリーニングや宅配クリーニングが安心
・日々の簡単ケアと、シーズンオフの正しい保管が、ダウンを長持ちさせるカギになる
・東京・世田谷エリアを拠点に全国対応するスワローチェーンの宅配クリーニングや、洗濯代行サービス「洗急便」を活用すれば、忙しくても無理なくきれいをキープできる
適切なメンテナンスを続ければ、ダウンジャケットは何シーズンも心強い相棒になってくれます。
自宅洗濯とクリーニング、それぞれの特徴を知ったうえで、ご自身のライフスタイルに合った方法を選んでみてください。

